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bansa nokota  
コンサベーション | ものとの対話ー ふれる・のこす・つたえる

博物館にある作品や資料にふれてみたい。そんなきっかけから、コンサバターになりました。

文字通り“歴史にふれる”ことのできるこの仕事を、私はとても面白いと思っています。

ものにはものが過ごしてきた歴史があって

修復の過程で出会うその痕跡や手がかりからは、多くのことを読み取ることができます。

道具の跡や細かい傷から、つくった人や使った人の気配に触れたり、

素材の劣化から置かれていた環境を推測することは

ものの語りを聴くようで、とても深く豊かな経験です。 

コンサベーションは、そういった過去と現在、そして未来を ”もの” を通してつなぐ仕事です。

答えがわからないことも多いので、調べたり、分析したり、テストして最適な方法を見つけていきます。

あまり知られていない職業で、日本の博物館や美術館にコンサバターが職員としている館は、ごくわずかです。

この分野を知ってもらったり、「おもしろい」と思って興味を持ってもらったりすることが必要なのではないかと、

コンサベーションを社会にひらく活動を発信しています。

「ふれる・のこす・つたえる」ということをめぐり、さまざまな方との対話を通して、

日本におけるコンサベーション/保存修復を、考えていきたいと思っています。

bansa nokota は 万差の個多”に由来します。禅の仏教学者、鈴木大拙の本で出逢った言葉です。

万の差がある個がいっぱいあって、それでいて同時にひとつ

なんだか暖かいイメージが浮かびました。

ローマ字だとちょっとラテン語っぽくて、カタカナで後ろから読むと笑える。

修復に限らず、工芸、文化や教育のいろいろな視点や想いが、分野や国をこえて、

つながれば良いなと思っています。


主な活動:

  • Conservation: 立体物(石や石膏などの無機物素材)、彫刻、工芸品の保存修復、およびその倫理や価値の考察研究
  • Writing: 日本工芸週間(Watoji)等での執筆・連載
  • Education: 大学でのゲスト講義
  • Workshop: 一般、子ども向けの修復ワークショップの企画


    運営・執筆:森尾 さゆり [詳細なプロフィール・活動内容のリンクはこちら]